幹細胞を活性すると、老化する?!
タイトルを見て驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
だって、最近はほとんどの美容サロンや雑誌、スキンケア化粧品は幹細胞でもちきり!
近年、医療や様々な分野の研究が急速に進み今まで難しかった治療も可能になる、そんな時代がきつつあります!
治療での新しい可能性を美容に活かす事ができるものも多く、日々進化しています。
そして素晴らしい基礎化粧品や美顔器や痩身機器が私たちの夢や可能性を広げてくれています。
選べる手段が増える事はとてもいい事です。しかし、最近流行っていると聞けば飛びつき、気がつけばその繰り返しで結局何がいいの悪いのかもわからず流行りに流される事も多いのではないでしょうか?
今回は、今話題の幹細胞についてお伝えしたいと思います。マニアックな内容なのでできるだけわかりやすくお伝えしたいとは思うのですが、長い文章が苦手な方はさらりと流して下さい。
幹細胞とは?
簡単に言えば何にでもなれる細胞、細胞になる前の細胞のこと。有名なのはIPS細胞やES細胞も幹細胞です。臓器になれたり目にもなれたりこれからあらゆる可能性を秘めていると言われています。
では、幹細胞を活性させると老ける?!とはどういう事でしょう?
肌の幹細胞では、表皮幹細胞と真皮幹細胞が大きな役割を担っており表皮幹細胞は肌の表面のターンオーバーを進め、キメをなめらかに整え、うるおいを保ち外部の刺激から肌を守る役割があります。真皮幹細胞は、繊維芽細胞を産みその繊維芽細胞は肌のハリや弾力にかかせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作ります。これらの働きは幹細胞の細胞分裂で行われます。
幹細胞が神経になれ!と命令すれば細胞分裂して神経になり、臓器になれ!と命令すれば細胞分裂して臓器になります。お肌でも同じ様に幹細胞が繊維芽細胞になれ!と命令すると繊維芽細胞になるために細胞分裂がはじまります。しかし、ひとつの幹細胞が生涯で分裂できる回数は決まっています。(50~60回と言われています)なので、幹細胞を必要のない時期に活性させすぎると有限回数をはやく終えてしまい新しい細胞を産む事ができなくなり、将来老化が急速に進みます。
→つづく。
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